AIで楽曲を楽器やボーカルに分離する

会津の冬

撮影地 南会津郡南会津町古今
      2006.1.9撮影
      ハッセルブラッド150mm
      PLフィルター使用

昨年の12月2日の雪が根雪となりそのまま大雪が続いた。12月のこのような大雪は私の記憶にないところである。
 河原の石につもる綿帽子のような雪景色は美しい。雪国でしか見られない風景である。しかしこのような汚れのない美しい風景も、雪国でさえそう見られるものではない。晴天が続けば真綿のような雪も目が粗くなり雪の美しさ優しさは薄れてしまう。
 12月中に昨年の降雪量の半分以上も降り積もった雪も1月14日の大雨で一区切りとなる。そして大雨による増水でこの河原の雪もすべて流されてしまった。
撮影地 南会津郡只見町入叶津
      2006.1.29撮影
      ハッセルブラッド150mm
      PLフィルター使用

 ここ南会津只見町は、豪雪地帯であり今年は3メートル以上の積雪となった。見る雪は美しいが、生活するものにとっては雪は恐怖ともなる。特に山間部は若者が少なく、屋根の雪下ろしや雪片付けは年寄りにとっては大変な重労働であり死の恐怖にもさいなまされる。今年の南会津でも死傷者が出ている。屋根に1メートル以上も積もっている家屋の風景や雪下ろし作業の様子の写真は、風景としても社会派の作品としても魅力的なものになるが、雪に苦しめられながら戦っている人々へカメラを向けることを私は躊躇した。失礼だと思ったからである。まだ趣味の息を脱していないのかもしれない…。
 快晴の日は別である。降り続ける雪に苦しめられながら悶々としていた気持ちが見事に解放される。そんなときは住民に語りかけながらも撮影ができる。そして、南会津の山々も青空に美しく映える。
撮影地 南会津郡只見町入叶津
      2006.1.29撮影
      ハッセルブラッド150mm
      PLフィルター使用

 只見町の山々は岩肌が露わになっている。豪雪のため雪崩が発生し山肌の土を削り取ってしまうからであろう。この山も毎年のように雪崩が発生する。決して山の麓に行って撮影してはならない。
 しかし真っ白な雪に覆われた山肌、今にも崩れ落ちそうな盛り上がった雪面は美しい自然の造形美である。
軌 跡

撮影地 南会津郡南会津町静川
撮影日 2006年11月25日
カメラ  ハッセルブラッド503CW
レンズ  ディスタゴン CF50/4

 地球温暖化のためか暖かな日が続き、強い霜の降る日はほとんどなかったが、ようやく11月末になり撮影に適した霜が降りた。
 堆肥を運んだのであろうか、霜の降りた水田へのトラクターの軌跡が絵のように残った。 
観音沼雪模様

撮影地 南会津郡下郷町観音沼
撮影日 2006年12月 3日
カメラ  ハッセルブラッド503CW
レンズ  ゾナー CF150/4

 早朝でも対岸のカメラマンでシャッターが切れないほどであったここ観音沼も、冬の到来と共に人影は少なくなった。
 雪の降った朝、沼の雪景色を撮影した。